79.企業の災害対策-あなたの会社は地震がおきても大丈夫?企業の災害対策チェック表

2023/05/01

日本と地震は切っても切れない関係

地震 イラスト

日本は世界有数の地震大国です。
皆さんも肌で体感しているのではないでしょうか。
国土技術研究センターの発表したデータによると、2000~2009年にかけて日本付近で発生した地震について、興味深い結果が出ています。それは、全世界で発生したマグニチュード5.0の地震の10%、マグニチュード6.0以上の地震の20%が、日本周辺で発生しているということです。
(マグニチュード:地震エネルギーの大きさを示す単位。数字が1大きくなるとエネルギーは約32倍大きくなる)

日本は地球上で地震が起きやすい場所にあるため、日頃から地震に備えた対策が不可欠です。
家庭で防災用品を揃えたり、家具が倒壊しないように留めたり、集合住宅や公共の施設であれば耐震補強工事を実施したり、数々の対策を施しているでしょう。
一方で、皆さんの勤務先はきちんと地震対策を行っていますか?
被害を最小限に留め、いち早く事業を再開することは、企業や団体の社会的責任とも言えます。
そのためにも、日頃から災害対策に取り組まなければならないのです。


平時からできること、そして地震が発生してから取り組まなければならないことはいくつもあります。
もしもの時に慌てないよう、企業ごと・事業所ごとに独自のチェックリストを作成して、災害対策の推進につなげましょう。
今回は、基本的な対応をまとめたチェックリストをご紹介します。


地震対策チェックリスト~平常時

チェック項目 チェック日
企業・事業所の立地は、地震による津波や山・崖崩れが予想される地域にあるかどうか知っていますか。
津波や山・崖崩れが予想される地域にある場合、避難する場所や経路を決めていますか。
非常時における従業員の役割を明確にしていますか。
非常時における防災担当者への緊急連絡網を、就業時間内、就業時間外別に作成していますか。
非常時における一般従業員への緊急連絡網を、就業時間内、就業時間外別に作成していますか。
来客など、外部の方に対する非常時の情報伝達方法・避難誘導方法や広報内容について準備していますか。
緊急連絡網による情報伝達訓練を行っていますか。
ラジオや無線などの情報機器を備えていますか。
建物やブロック塀などの耐震診断は実施しましたか。
建物やブロック塀などの補強、改善は済んでいますか。
陳列商品や展示物、ロッカー、書籍棚などの転倒、移動、落下防止措置を講じていますか。
窓ガラスなどの飛散防止対策は済んでいますか。
廊下や階段、非常口付近の障害物(段ボール箱など)を除去してありますか。
消火器、発電機などの防災用資機材の点検・整備を定期的に実施していますか。
危険物施設(ポイラー、ガスボンベ、薬品庫など)の安全点検を定期的に実施していますか。
機器の緊急停止、初期消火といった災害拡大防止のための訓練を行っていますか。
食料品や飲料水を、1人あたり最低3日分備蓄していますか。
地元の自主防災組織などと、非常時の協力、応援などについて話し合いを行っていますか。


地震対策チェックリスト~地震発生時

チェック項目 チェック日
社内で火災が発生していないか確認しましたか。
危険物施設などの被害状況を確認し、必要な対策を講じましたか。
従業員の安全確認をしましたか。
余震に備えた安全対策を講じましたか。
正確な地震情報の収集、社会状況の把握に努めていますか。
地域の自主防災組織などとの申し合わせに従った防災対策を講じましたか。
地域の被害状況に応じて、可能な支援活動を行いましたか。
(特に、突然地震が発生した場合)就業時問外の場合、防災担当者を招集しましたか。
(特に、突然地震が発生した場合) 従業員や外部の方の被害状況を確認しましたか。
(特に、突然地震が発生した場合)負傷者への応急措置を行いましたか。
(特に、突然地震が発生した場合)外来者に対して、一時避難場所の確保など必要な対策を講じましたか。
(特に、突然地震が発生した場合)津波や山・崖崩れが予想される地域にある場合、全員が避難地へ避難しましたか。
(特に、突然地震が発生した場合)避難が必要な地域では、避難が完了したかどうか、市町村や地域の自主防災組織に報告しましたか。


地震対策チェックリスト~応急復旧

チェック項目 チェック日
従業員の安全確認は完了しましたか。
地域の被害状況やライフライン、交通機関などに関する情報収集に努めていますか。
施設の復旧について、業者に依頼するなどの対策を講じましたか。
事業再開に向けて、従業員の招集を行うとともに、復旧計画などを立てましたか。


日頃の準備が心の余裕につながる

OKサイン

非常時はパニックになりやすく、訓練やシミュレーションではできていても、実際その場で出来なくなることもあります。重要なのについ対応を忘れてしまうということも、あり得ることだと思っておきましょう。
そういった一種のヒューマンエラーは、チェックリストを用いることで幾分か軽減することができます。加えて、スキルや経験に関わらず、誰でも同じようにチェックすることができるようになるので、非常時には特に活躍するでしょう。

今回ご紹介したチェックリストは、あくまで基本的な対応策をまとめたものです。
チェックリストを参考に、企業や事業所の特性に合わせて、独自のチェックリストを作成して地震に備えましょう!



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