109.バガスペーパーとは?環境に優しい理由や利用するメリット・デメリット

2023/11/13

バガスペーパーとは?環境に優しい理由や利用するメリット・デメリット

環境に優しい「素材」として広がりつつあるバガスペーパーは、サトウキビの搾りカスをリサイクルしたもので、木材を使用しないことから環境への負担が小さいエコなアイテムです。

世界全体の課題となっている環境問題に取り組むことは、環境保全に貢献できるだけでなく、企業の社会的意義や企業価値を高められる重要な活動です。従業員の意識向上やメディアへの露出機会の増加など、さまざまな利点があります。

バガスペーパーが環境に優しい理由や、利用するメリット・デメリットを紹介するので、環境問題への取り組みに関心の高い方はぜひ参考にしてみてください。



-もくじ-

バガスペーパーとは?

バガスペーパーが環境に優しい理由

バガスペーパーを使った製品は?

バガスペーパー製品を利用するメリット

バガスペーパー製品を利用するデメリット

まとめ



バガスペーパーとは?

バガスペーパーとは
出典:AdobeStock

バガスペーパーとは、バガスと呼ばれるサトウキビの搾りカスからできた素材のこと。

サトウキビから砂糖を作る際に出る副産物であるバガス(サトウキビの搾りカス)を、資源としてリサイクルします。
バガスは燃料として利用される場合もありますが、使い切れない部分は廃棄せざるを得ませんでした。そんな廃棄物をリサイクルすることで、木材パルプの代替として生産できるバガスは、環境への負担が少なく環境に配慮された素材が製造できます。

ゴミの削減・森林保護を行える一挙両得な素材であることに加え、砂糖生産の副産物であることから常に一定量の供給があるのも魅力。安定して供給される使いやすい素材です。


バガスペーパーが環境に優しい理由

3つの理由
出典:AdobeStock

バガスを既存の木材パルプの代わりに利用すると、環境保護につながります。
なぜバガスペーパーが環境に優しいといわれるのか、3つの理由を紹介します。



森林のイメージ画像
出典:AdobeStock
森林保護につながる

紙の原料となる木材を伐採する必要がなくなることで、森林保護につながります。
古紙をリサイクルした紙も流通していますが、食品に係る製品であったり製品化の種類によっては古紙を原料にできない場合もあり、どうしても木材を伐採する必要性が出てしまいます。例えば衛生面からリサイクル原料の使用ができない紙皿のような食事に使う製品は、木材を原料としたバージンパルプから作られるのが一般的です。しかしバガスペーパーであればリサイクルとは言え、古紙のリサイクルとは異なり、他で仕様されていない材質なので、紙皿・紙コップをはじめ幅広い製品で使用が可能となり木材の使用量を抑えることで、森林保護につながります。



CO2削減のイメージ画像
出典:AdobeStock
省エネやCO2削減につながる

バガスを使用することは、木材パルプを使用するより省エネ・CO2削減につながるのも理由の一つです。
バガスは製糖工場で排出されたものを隣接するパルプ製造工場で使用されることが多く、伐採から採集、集荷、工場までの運搬などに消費するエネルギーが最小限に抑えられています。トラックなどで長距離輸送する必要がないので、CO2削減につながります。また元々サトウキビであるバガスは、木材に比べると柔らかい素材のため、パルプ製造時にかかるエネルギーを節約できるのも魅力です。



リサイクルのイメージ画像
出典:AdobeStock
廃棄物のリサイクルになる

バガスは本来廃棄されるものなので、ゴミのリサイクルにつながるのも環境に優しい理由です。
バガスはバイオマス燃料などに活用されていましたが、余剰分は廃棄処理されていました。バガスペーパーとして活用すれば、持て余していた未利用資源の有効活用になります。またサトウキビ由来のものなので、粉砕するなど適切に処理をする事で土に還るのも魅力。微生物に分解される素材なので、自然界に残留せず環境汚染につながりにくくなっています。※分解される期間については環境によって影響されます。



バガスペーパーを使った製品は?

バガス製品イメージ画像

バガスペーパーは幅広い製品に活用できるのが強みで、百円ショップで扱われるなど身近な存在となってきています。
例えば以下のような製品に、バガスペーパーは使用されています。

●食品容器(紙皿・紙コップ)
●ペーパータオル
●DM・ショップカード
●リーフレット
●紙袋
●パッケージ
●キッチンペーパー
●ウェットティッシュ

このようにさまざまな製品に使用されているので、知らず知らずのうちに利用しているかもしれません。
幅広い製品に活用されているので、パッケージや容器、紙袋、リーフレットなど、一貫してバガスペーパーを使用することで環境に優しいブランドイメージを形作ることも可能です。


バガスペーパー製品を利用するメリット

バガスを使う事でSDGsに貢献
出典:AdobeStock

バガスペーパー製品を利用するとSDGsへ貢献できるため、ブランドイメージ向上につながるのは大きなメリットです。
バガスペーパー製品を利用すると、SDGsで掲げられている17の目標のうち、以下3つの目標に貢献できます。

目標12「つくる責任つかう責任」 目標12「つくる責任つかう責任」:資源の有効活用により、持続可能な消費・生産を行える
目標14「海の豊かさを守ろう」 目標14「海の豊かさを守ろう」:自然由来の素材のため海洋汚染につながらない
目標15「陸の豊かさを守ろう」 目標15「陸の豊かさを守ろう」:森林伐採を減らせることに加え土に還る

SDGsへ貢献することで、環境に配慮しているエコな企業・ブランド・商品であるとブランディングできるため、環境問題に敏感な消費者に利用されやすくなるでしょう。




【株式会社みやこ】SDGs宣言はコチラ▼
バガスを使う事でSDGsに貢献




バガスペーパー製品を利用するデメリット

バガスを使う事でSDGsに貢献
出典:AdobeStock

環境に優しいバガスペーパー製品ですが、バージンパルプ製品に比べると少々コストが高いのがデメリットです。例えば「miyaco」で扱っている商品で、一般的に売れているバージンパルプ製の紙コップと、環境に優しいバガスペーパー製の紙コップを比較すると、以下のような価格差があります。(※2023年9月27日時点)

バガスと紙の比較画像
画像右側
●バージンパルプ製の紙コップ7オンス(1ケース2000個入り)
1個あたり2.73

※参考商品:miyaco「紙コップ7オンス」https://www.miyaco.jp/SHOP/2017851.html

画像左側
●バガスペーパー製の紙コップ8オンス(1ケース1000個入り)
1個あたり10.01

※参考商品:miyaco「バガス8オンスカップ」https://www.miyaco.jp/SHOP/2200271.html

比較商品について、一般的に多く出回っているバージンパルプの白い紙コップで比較となるバガスの紙コップ8オンスの取り扱いがなかったために、累計販売実績の多い、7オンスの白い紙コップと比較しています。入数等違いが有りますが、環境への負担が少ないバガスは一般的な紙コップと比べると高価になってしまうのがネックです。環境を守る為にはコストが掛かるという事が伺えます。


まとめ

バガスペーパーはサトウキビの搾りカスから作られるため、木材を伐採する必要がなく森林保護や省エネ・CO2削減などにつながるエコな紙です。

紙コップや紙皿、紙袋、パッケージなど幅広い製品に使用できるため、環境保護に注力したい企業・組織にぴったりな素材でしょう。地球に優しい「miyaco」オンラインショップでは、バガスプレートやバガスボウル、バガスカップなど、バガス製の商品を取り揃えています。ぜひご検討ください。