56.新しい生活様式にぴったりな『ドリンクキャリア』って何?

2023/05/01

『新しい生活様式』で注目のグッズ『ドリンクキャリア』

新しい生活様式

新型コロナウイルスの影響で急速に浸透した『新しい生活様式』。

テイクアウトやソーシャルディスタンスなどがここ1年で身近になる中、ちょっと意外なものが注目されています。

皆さんは、飲料カップを同時に複数個運ぶための『ドリンクキャリア』というグッズをご存知でしょうか?

スポーツ観戦やテイクアウトなどで使ったことのある人もいるかもしれませんが、まだ日常で目にする機会は少なく、馴染みがない人も多いと思います。

実はこのドリンクキャリアが『新しい生活様式』の中で、とても重要なグッズになりつつあるそうなのですが、一体どういうことでしょうか?

ドリンクキャリアの特徴から、導入すべき理由を探っていきましょう。


ドリンクキャリアの特徴と導入のメリット

ドリンクキャリア

上の画像が『ドリンクキャリア』です。

形はスーパーで見る卵パックのようですが、紙やパルプなどを原材料にして作られています。

このようなタイプのドリンクキャリアには、大きく3つの特徴があります。
【1】 複数個の飲料カップを同時に運ぶことができる
【2】 個別に切り分けて使える
【3】 環境に優しい素材が使われている

それぞれ『新しい生活様式』の中でどのように重要なのでしょうか?

【1】 複数個の飲料カップを同時に運ぶことができる
1人でも商品を受け取れるので、レジ前などの密集・密接を避けることができる

最近は、ほぼすべての店でソーシャルディスタンスによる列での密集・密接が求められています。

さらに、お会計は全員でレジに並ぶのではなく、1家族1人で並ぶよう事前にアナウンスされる店も増えてきました。

そうなると少し困るのが、「商品を一人で運ぶのが難しい」ということです。

例えば、1人で家族4人分の飲み物や食べ物を運ぶのは重くて大変です。

特に、飲み物を一度に複数個運ぶのは、こぼれてしまう危険や、手の大きさによっては持つことができないという人もいます。

おぼんを貸し出すことができるファストフード店などであれば、一人で複数の商品を運ぶことはそこまで大変ではないかもしれませんが、それでも店側には定期的なおぼんの回収作業と、今まで以上に厳重な消毒作業が発生するため、どうしても手間がかかってしまいます。

そこで、ドリンクキャリア1つ目の特徴が活きてきます。

ドリンクキャリアは複数個のくぼみに飲み物や食べ物(サラダ、ポテトなどのおつまみ)を入れることができるため、1人で商品を受け取っても運ぶことが十分可能です。

また、中身が安定しやすく、膝の上などテーブル以外の平面でもおぼん代わりとして使用できます。

【2】 個別に切り分けて使える
1人分からテイクアウト用に使えて、商品を安定して運ぶことができる

ソーシャルディスタンスとほぼ同時期によく耳にするようになった『テイクアウト』。

最近では宅配を代行するサービスが充実してきており、元々テイクアウトを行っていなかった店でも、三密防止の対策や時短営業の影響もあって、続々参入しています。

テイクアウトでは、注文者か代行サービスの従業員が商品を運ぶことが多いですが、そこで避けたいのが『輸送中の液体漏れ』です。

『商品を開けたら、袋の中で飲み物が倒れていた』、『スープがこぼれて、他の食べ物にかかってしまった』などのアクシデントが起きてしまうと、せっかくの美味しい料理が台無しになってしまうだけでなく、料理の味や店の過失に関係なく、店に対してクレームが発生してしまう恐れもあります。

100%アクシデントを防ぐことは難しいかもしれませんが、店側がドリンクキャリアを用いることで、その可能性を減らすことはできるのではないでしょうか。

ドリンクキャリア 4穴 ドリンクキャリア 2穴×2 2等分 ドリンクキャリア 1穴×4 4等分

例えば、上図左のような4つくぼみがあるタイプのドリンクキャリアであれば、2つずつ(上図中央)、1つずつ(上図右)の組み合わせに切り分けて使用することができます。

1つずつ使用しても安定性は保たれているので、同じように飲み物や食べ物を入れて運べば倒れたり、こぼれたりする心配も減るでしょう。

ドリンクキャリア 1等分 ドリンクキャリア 1等分を袋へ入れた状態

1つずつに切り分けた状態で飲み物を入れると、上図左のようになります。

店側もドリンクキャリアを無駄にせず、使わなかった分は重ねて次回まで取っておけるので、余分な場所を取りません。

さらに、ビニール袋や紙袋に入れても安定するので(上図右)、今まで出せなかった商品をテイクアウトできる可能性が広がるのではないでしょうか?

【3】 環境に優しい素材が使われている
テイクアウト増加で問題となっている、ごみ処理に負担をかけにくい

テイクアウトの増加とともに問題視されるようになったのが、主にプラスチックごみの処理です。

テイクアウト用の容器やカトラリーはほとんどがプラスチック製のため、飲食店で食べる場合と比較しても、その使用量は爆発的に増えています。

しかし、ドリンクキャリアの多くは紙やパルプを原材料としており、プラスチックを使用していないため、環境に優しくごみ処理に負担をかけにくいのが特徴です。

さらに、サステナブルな店という印象もつけられるので、お客様の店選びで差別化できるというメリットもあります。


新しい生活様式に『ドリンクキャリア』はぴったり!

新しい生活様式によって、私達の生活の常識は一変しました。

それと同時に、新しい課題と需要が毎日生まれています。

ドリンクキャリアは以前から存在する商品ではありますが、現在の困難な状況に適した商品として再び注目されています。

新型コロナウイルスという脅威と向き合いながら、新しい生活様式にドリンクキャリアを取り入れてみてはいかがでしょうか?